くじら公園

プログラミングなど学んだことについて書きます

出力する理由

 もっと世間に自分の文章なりを出力すべきだと思っている。

 理由は短絡的には、「プログラマーはアウトプットすべし」という世間の意見があるから。でももう少し、自分の文脈でなぜ出力すべきと考えるのか考えてみる。

 最近会社の採用活動の一環で他人のSNS等をいくつも読む機会があった。当然だけれど出力の少ない人の人となりだったり、能力はわかりづらかった。またこれは今回初めて学んだことだけれど自分は、兎に角出力する人を他の人より相対的に高く評価するようだった、この場合の「兎に角」は中途半端な出力ではなく本当に色々なSNSにこれでもかというくらい自分自身の色も含めて出力することを指している。以上を踏まえると、より多く出力することで他人はその人の人となりや能力を把握しやすくなり、また兎に角出力することで、自分と似通った価値観の人間に興味を持たれる可能性があるということがわかる。

 ではなぜ積極的に出力することで、他人から自分の人となりや能力を把握しやすい状態にすべきなのか?また、なぜ自分と似通った価値観の人間が興味を持つ状態にすべきなのか?そうすることで誰がどんな利益を得るのか?

 まずわかりやすいところで自分が得られる利益として、自分の人となりや能力に価値を感じてくれる他人と接点を持つ可能性を上げることができる。そういった他人との接点が増えれば、例えば自分が所属する会社の採用活動時の候補者を推薦できるかもしれないし、例えば自分が転職するときの相談役になってもらえるかもしれない。もっと単純に自分の人となりや能力に価値を感じてくれる他人と楽しく話をする機会も増えるだろう。

 自分が所属する会社が得られる利益としては、前述のとおり採用時に社員の知り合いというきっかけで候補を得ることができる。前提としてその社員を会社が信頼できていることが条件となるが、これを満たしている場合その社員の知り合いをもし雇えた場合の会社としての利益が、見ず知らずの人間を雇えた場合と比べて見えやすいのは一つ利点だと思う。ただ社員が積極的に出力することの副次的な効果として、その社員が転職を行いやすい状況にある可能性はある、前述のとおり積極的に出力することでその社員は転職するときの相談役を多く得ている可能性があるからだ。だけれど、いざ転職しようと思ったときにうまく運べない社員よりも、相談役を通して本人にとってより魅力的な会社に転職してしまう社員のほうがもしかしたら価値はあるのではないか?他社が欲しいと思う社員はそれだけ市場価値が高いのだし、そういった社員を抱えている会社ははたから見て魅力的な会社なのではないか?もしこの疑問が間違っていなければ、積極的に出力する社員がいて、その社員は他社からの引き抜きも多いが、そういう社員がいるからこそ魅力的に見える会社に応募してきてくれる人も増えると予想できる。

 僕は今の会社も好きだし、過去に勤めた会社も全部好きだけど、なぜそうするのかを自分で説明できない状態にいたくない。これまで全くと言っていいほどできていないけれど、もっと世間に自分の文章なりを出力すべき理由については上記のとおり自分の中で整理ができたので、これからはこのブログかはたまたそれ以外の場所で積極的に出力していこうと思う。…「思う」は決断の結果として弱すぎるので、少なくとも週に一回はこのブログを更新することを目標にしたいなぁ